多汗症に対して、アルミニウムの効果は知られています。
アルミニウム製剤はかぶれやすいので、わきの下や手のひら・足の裏の多汗症には使われていますが、顔や頭の多汗症に使用するのは控えたほうがいいとされています。
多汗症の患者さんに限って処方しているところもあり、腋の下の多汗症にかんしては、わきの下の皮膚は敏感なので、皮膚の弱い人には問題があるという考えのお医者さんもいます。
多汗症に関しては、皮膚が比較的厚くて丈夫なので、アルミニウム製剤の使用は問題なしとされています。多汗症に対するアルミニウム液の使い方としては、使用する時間帯によって、多汗症への効果が違ってきます。
多汗症の治療法のひとつに、交感神経遮断手術があります。多汗症の人の交感神経をもとから切断してしまうという治療です。多汗症にたいしての効果が認められていますが、代償性多汗という副作用が付いて回ります。
交感神経を遮断することによって多汗症の治療には汗が多くなってしまうのです。
ボトックス注射は、プチ整形で表情ジワを取るのに有効とされる治療法として良く知られていますが、多汗症の治療にも使われています。
ボツリヌス菌を皮下に注射することによって、発汗にかかわる交換神経を麻痺させて多汗症を抑えるものです。多汗症を抑える効果は、半年から持たないので、繰り返しの注射が必要になります。
マイクロレーザー法による多汗症治療では、量は2〜3割減少させることが出来ます。
傷跡は小さくて、目立ちません。マイクロレーザー法による多汗症治療は、体に対する負担は最も少ないと言っていいでしょう。
可能性はゼロとは言い切れませんが、完全に元の状態に戻ってしまうというようなことはまずないといっていいでしょう。
多汗症の重傷度によって、レーザーサクション法、トリプルサクション法などの多汗症の手術方法があります。